豪華客船で働く

5年ぶりにクルーズ船で働くことになり、乗船に向けての準備を進めています。

ちなみに前はスタイナーという会社との契約で働いていたのですが、今回はキャニオンランチとの契約になります。

スタイナーほど厳しくないと聞いているので、ゆったり乗れることを期待しているんですが、どんな感じなんでしょうか。

久しぶりの船の仕事なので楽しみなのですが、乗船までの準備はちょっと面倒です。

クルーズ船で新規に働くための準備は、主に以下の3つになります。

  1. VISAの申請(通過/クルービザ:C-1/D 
  2. 健康診断と予防接種
  3. STCWの受講(乗船前に必要な場合のみ)

C-1/D VISAの申請

クルーズ船で働くためには、通過/クルービザ(C-1/D )の取得が必要です。スチュワーデスなんかもこのVISAが必要なのですが、アメリカやその海域を通過する飛行機や船舶のクルーが取る必要のあるVISAです。

私は約10年前に一番最初に船で働く時にこのVISAを取っていたのですが、ちょうど去年の年末にVISAが切れてしまっていたんですね。なのでもう一度取り直す必要がありました。

VISAの申請をするには、まずは会社からVISA申請のために必要な書類一式を受け取る必要があります。

今回私が受け取ったのは、以下の3つの書類です。

  1. VISAの発行を要請する手紙
  2. イミグレーション宛ての手紙
  3. 仕事の契約書

VISAの申請は、以下のサイトからオンラインで申請できます。会社からの資料を参考にしながらDS160というフォームに入力して、写真をアップロードします。

https://ceac.state.gov/genniv/

 

オンライン上でVISAの申請が完了したら、今度は以下のサイトからVISAの申請料を支払い、続けて面接の予約をします。

www.ustraveldocs.com

 

申請料は160 USDで、日本円では17,600円でした。

私はVISAの申請をしたのが7月7日だったのですが、面接予約で空きがあったのが一番早くても7月19日の朝だったので、面接に行けるまでに結構日数がかかってしまいました。

ちなみに19日の面接で聞かれた質問は、以下の4つだけでした。

  1. どの船に乗るのか?
  2. どこから船に乗るのか?
  3. 新規採用なのか?
  4. アメリカには立ち寄るのか?

面接の最後にVISAが承認されたことを伝えられて、パスポートが届くまでに一週間かかると言われました。

夏のピークシーズンだったせいもあるかもしれませんが、VISAの申請をしてからVISAが届くまでにはかなり時間がかかる場合があるので、余裕を見て申請した方が良いですね。

7/24 追記:届いたVISAはこちら。

C1D Visa

健康診断と予防接種

健康診断は、タイのバンコクにあるサミティベート病院で行いました。今までにも何回かここで船員用のノルウェージャンの健康診断を受けたのですが、日本に比べて割安です。

とはいえ、わざわざ日本から健康診断のためだけにバンコクまで飛んだりはしませんが、ちょうどたまたま所得税の還付金を受け取りにバンコクに行く予定があったので、ついでに健康診断もして来たというわけです。ただし、この病院だと日本よりだいぶ安いからと思っていたら、ずいぶんと値上がりしていてびっくりしました。

私が一番最初に受けた時には確か200ドルちょっとだったのですが、その次に受けた時にはよく覚えてませんが、もう少し高くなっていて、今回は400ドルくらいしてびっくりしてしまいました。私の年齢が上がって、しないといけない検査が増えたせいもあるみたいでしたが。。

結局、予防接種を入れて日本円で66000円くらいかかってしまいましたが、ただそれでも日本で全てするよりは安く上がったと思います。

 

予防接種では、以下の3つのワクチンを打ちました。

  1. Yellow Fever(黄熱)
  2. Tetanus(破傷風)
  3. MMR(新三種混合:麻疹、風疹、おたふく風邪)

証明書も発行してくれました。

それで、実は予防接種でハプニングがありまして。

ワクチンは上記の3本で、左腕に2本、右腕に1本のワクチンを打たれたのですが、どうも打った位置に問題があったようです。

えらく肩関節に近いところに打つんだなとは思っていたんですが、左の一本目が全然痛くなかったので、痛くないように肩に近い位置に打ってるのかなくらいに思っていました。

それで、左腕は特に予防接種後に大して痛みは残らなかったのですが、右の腕や肩が、健康診断を受けている頃からだんだんと痛くなってきて、その後もどんどん痛みが悪化してきたのです。

2週間ほど経って、今ではだいぶ良くはなったのですが、しばらくの間は右腕や右肩が痛みでうまく動かせなくなってしまって、こんなんじゃもう船に行けなくなってしまうかもしれないとひどく心配になりました。現在でもまだちょっとした動作で痛みが出たりするので、困っています。

ネットで調べてみたら、予防接種による肩関節の損傷についてあるお医者さんが書いていたので、私の方も予防接種で損傷してしまったのかと心配になり、やっぱり予防接種は日本で受ければ良かったとかなり後悔しました。

肩の痛みを取るために日本で肩専門の整形外科に行ってMRIを撮ったり治療をしたりして、余計にお金もかかってしまいました。

MRIの結果は、とくに心配するほどの炎症はないようで、腱板損傷やインピンジメントもなし、ということで、痛みの原因が予防接種によるものかどうかも分からないようでした。

MRIでは分からないような痛みの原因として、腱鞘炎か何かではないかと言われましたが、予防接種の直後に痛くなったので、私の中では絶対に予防接種が原因だと信じています。

まあ、痛みもかなり治まってきてはいるので、このまま痛みが治まってくれれば良いのですが。

ただ今回のことで、もうこの病院に行くことはないと思います。今まで健康診断の血液採取とかではいつも何の問題もなかったし、せっかく綺麗で医療レベルも高くて良い病院だと思っていたので、今回の件がなければこれからもこの病院を使っていたかったのですが、ちょっと残念です。

セキュリティートレーニング(SCTW)の受講

クルーズ船で働くには、STCW(tandards of Training, Certification and Watchkeeping)というトレーニングを基本的には乗船前に受講して、資格を取得しておく必要があります。

ただしこのトレーニングですが、船に乗ってからで良い場合もあります。私が一番初めにスタイナーとの契約で働いた時には、一回目の契約では必要なく、二回目の契約で初めて受講し、しかも乗船後に無料で受講することができました。でも今回は、なぜか自分で受講しなくてはならず、会社から受講できるセンターのリストが送られてきて、費用も自己負担でかなり金銭的に負担になってしまいました。

このトレーニングは一度受講すると5年間は有効なのですが、前回受講してから5年以上たっていて有効期限が切れてしまっていたのと、乗船前までに受講しておく必要があるとキャニオンランチに言われたので、再度以下のコースを取り直しました。

必要だったのは、以下の4つのコースです。

  1. Basic safety training and instruction
  2. Crowd Management on Passenger Ships
  3. Crisis Management & Human Behavior on Passenger Ships
  4. Security awareness training for all seafarers

乗船までの準備期間と乗船日

なんやかんやで、乗船準備に一か月くらい時間がかかっています。

今はVISAが届くのを待っている段階で、VISAが届いたらやっと乗船準備が整うことになりますが、会社からはいまだに乗船日の連絡がありません。

VISAの申請書類には一応乗船日がかかれているのが、これはVISA申請用の仮のものだということで、実際には全ての準備が整い次第に乗船日が決まるということで、いまだにフライトチケットの購入もできないので、気になって仕方がないです。

なんといっても、行きのチケットは自分持ちなんで、こんな夏のピークシーズンに、直前のチケットを買うとなると高いに決まっています。

しかも、船は今ノルウェー辺りを周遊中で、ノルウェーまでのチケットはひどく高かったので、ノルウェーからの乗船はなんとか避けたいものです。

できれば8月初旬にイギリスのサウザンプトンから乗船できないかなと思っているところです。